ポールシフトの可能性はあるのだろうか

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ポールシフトとは、地球の北極と南極の磁気が入れ替わることを意味します。

2020年千葉県市原市の地層(チバニアン)から直近の地磁気逆転明らかになりました。

ポールシフトが起こると地球の磁場が弱まり、宇宙から有害な放射線(宇宙線)が地球に到達しやすくなり、渡り鳥やクジラなど、地球の磁場を利用して方向を判断する動物の行動に混乱が生じる可能性や、世界中のナビゲーションシステムが機能しなくなり、通信施設や電力施設に悪影響を及ぼす可能性があります。

現在、地球の磁力がここ数十年で5パーセント弱まっていることから、ポールシフトの到来が近づいている可能性あると言われています。

科学者たちは、ポールシフトの原因が、地球の内部構造や磁場の生成メカニズムと密接に関連していることは分かっていますが、具体的なプロセスについては、さらなる研究が必要とされています。

ポールシフトの原因について

•地球内部のダイナミクス
地球の外核とマントルの境界付近での変化が主な原因とされていて、特に、南アフリカの地底深くに存在する巨大な高密度の岩が、外核に沈み込むことでマントルの流れを妨げ、磁場の乱れを引き起こす可能性があります。

•地球の回転バランスの変化
チャールズ・ハップグッドの理論によると、極地に氷が過剰に集まることで地球の回転バランスが不安定になり、地殻が滑ることでポールシフトが起こる可能性があるとされています。

•惑星や天体の衝突
過去の大規模なポールシフトの原因として、微惑星や原始惑星との衝突が考えられています。
月の形成につながったとされる巨大衝突(ジャイアント・インパクト)も、地球の自転軸の傾きに影響を与えたとされています。

•地球内部の熱対流
地球の磁場は、核内で発生する熱を逃がすために起こる磁気を含む流体の循環運動から生じていて、この循環に変化が生じることで、磁場の変動やポールシフトが引き起こされる可能性があります。

地磁気の変化は地球の歴史において少なくとも11回発生していて、過去200万年の間に、約20万年から30万年に1回のサイクルで、ポールシフトが発生していたことが確認されていますが、最後のポールシフトから約80万年が経過していて、次のポールシフトがいつ起こるかは、今のところ分かっていません。