2つの小惑星が地球の近くを通過

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6月27日と29日に、2つの小惑星が地球の近くを通過しました。
この2つの小惑星が地球に衝突する危険性はありませんが、2024MKのような比較的小さな天体の発見が最接近の直前だったことから、欧州宇宙機関(ESA)は危険性のある地球近傍天体(NEO)の検出と監視能力を継続的に行っています。

•小惑星(415029)2011UL21
直径約2.3kmの比較的大きな小惑星で、6月27日16時14分(日本時間28日5時14分)に最接近。地球と月の距離の17倍以上離れた場所を通過。公転軌道の傾斜角が34.9度と大きく、木星などの影響を受けていた可能性があるそうです。

•小惑星 2024MK
大きさは120〜260mで、6月29日17時46分(日本時間30日6時46分)に最接近。地球表面から約29万km以内(地球と月の距離の約75%)を通過。発見されたのが最接近の2週間前6月16日でした。

2024MKの方がより接近して通過しました。
小惑星が地球のそばを通過する際、直接的な物理的影響はほとんどありませんが、小惑星の軌道は地球の重力の影響を受けて変化する可能性があります。2023BUという小惑星が地球に接近した後、太陽の周りを回る軌道が359日から425日に変化しました。

直接的な物理的影響はありません。