2024年のG20サミットはリオデジャネイロで開催

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2024年のG20サミットは、11月18日と19日にブラジルのリオデジャネイロで開催される予定です。
この会議は、世界の主要20カ国の首脳が集まり、世界の経済や金融に関する重要な議題を討議する国際会議です。

サミットを開催する国(2024年はブラジル)が12月から翌年11月までの1年間、G20議長国を務めます。

議長国はサミットの他、関係閣僚会合なども主催します。

2024年のG20関連会合の日程

2月21日〜22日:G20外務相会合(リオデジャネイロ)
2月28日〜29日:G20財務相・中央銀行総裁会議(サンパウロ)
7月25日〜26日:G20財務相・中央銀行総裁会議(リオデジャネイロ)

G20には、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、イギリス、アメリカ、欧州連合(EU)が加盟しています。

これらの国々は、世界の国内総生産(GDP)の約85%、貿易の75%以上、人口の約3分の2を占めています。

G20メンバー以外にも、議長国が招待した国々の首脳や国際機関の代表者が参加することもあります。

当初は主に経済・金融問題に焦点を当てていましたが、近年では、デジタル経済、気候変動、持続可能な開発目標(SDGs)などが主要な議題となり、各国が協力して、これらの課題に取り組む姿勢が強調されています。

起源と初期の歴史
G20は、1999年にアジア通貨危機を契機として設立されました。
当初は財務大臣・中央銀行総裁会議として始まり、国際金融システムの安定を図るためのフォーラムとして機能しました。

サミットの開始
2008年のリーマン・ショックを受けて、G20は首脳会合(サミット)に格上げされ、同年11月にワシントンDCで、初めてのG20サミットが開催されました。
このサミットでは、世界経済の安定化と金融危機への対処が主な議題となりました。

その後の展開
G20サミットは2010年までは半年ごとに開催されていましたが、2011年からは毎年1回開催されるようになりました。
サミットの議題も拡大し、貿易、気候変動、エネルギー、保健、テロ対策、移民・難民問題など、幅広い地球規模の課題が取り上げられるようになりました。

主要なサミットの例
2014年ブリスベン・サミット(オーストラリア): 成長と雇用、経済の強靭性、グローバル制度の強化が議題となり、世界経済の成長戦略が討議されました。

2019年大阪サミット(日本): 日本が初めて議長国を務め、自由貿易、イノベーションの推進、不平等への対応、環境問題などが議論されました。

2020年リヤド・サミット(サウジアラビア): COVID-19パンデミックへの対応が中心議題となり、グローバルな行動と連帯、多国間協力が強調されました。

G20サミットは、世界経済の安定と成長を目指す国際協力の重要なプラットフォームとして機能し続けていて、課題に対して主要国が協調して取り組む重要な場となり、グローバルな経済政策の方向性に大きな影響を与えています。